今回は、現在水面下で進めている「サブスクリプション(月額定額)モデルの構築」と「コードの書き直し(リファクタリング)」について、開発者の等身大な舞台裏をお届けします!
なぜ、今「サブスクモデル」に挑戦するのか?
これまで、ドンピシャ印刷は「使いたい時に、使いたい分だけ」お使いいただけるよう、8時間使い放題(800円)やお試し5回券といったバウチャー(回数券)方式をメインに提供してきました。 しかし、毎日稼働する企業の経理・事務の現場に寄り添うなかで、別のニーズが見えてきました。 日本の税法や電子帳簿保存法(電帳法)では、自社が発行した請求書や伝票の「控え」について、原則7年間(法人の場合)の保存義務があります。 毎月、あるいは毎日のように大量の仕訳伝票や納品書を出力・データ保存する定着ユーザー様にとって、都度バウチャーを購入してコードを入力する手間は、事務の「イライラ(摩擦)」になり得ます。 一般的に、ビジネス向け無料ツールの有料化(転換率)のベンチマークは2%〜5%程度が標準と言われています。この壁を乗り越え、ユーザー様に「このシステムなら、定額でずっと安心して任せられる」と信頼していただくために、私たちはサブスクリプションプランの構築へと舵を切りました。 (※サービスの安定性と、検証を徹底的に行うため、正式なリリース時期はまだ未定です。完璧な状態でお届けできるよう、じっくり開発を進めています。)
「サブスク化」の土台を作る:既存コードの徹底的なリファクタリング
サブスクリプションを導入するということは、単に「月額決済のボタンを置く」だけではありません。 複数人で同じテンプレートを共有して使う「組織(マルチテナント)」の概念 Firebase Authを用いた、より強固なユーザー認証と権限管理等 これらを実現するためには、これまでに作り上げてきたプログラムの「心臓部(PDF生成やファイル処理のロジック)」をすべて見直し、再設計する「リファクタリング」が必要不可欠です。 インフラ(GCP)やデータベース(Firestore)の構成に無駄がないか、既存のサービスを阻害しないかなどを考慮しながらコードを綺麗に書き換えています。
過去の自分のコードを磨き上げる、最高に贅沢な「お勉強」
数ヶ月前に自分が必死になって書いたコードを読み返し、ブラッシュアップしていくリファクタリングの作業は、エンジニアとして本当に最高の勉強になります。 「なぜ、ここはこんなに冗長な書き方をしていたんだろう?」 「あ、この例外処理、今ならもっとスマートに書ける!」 大規模な開発プロジェクトでは、スピードや調整ごとに追われて「過去のコードを綺麗にする」ための時間を十分に取れないことが多々あります。 過去の自分と対話し、今の自分がそれを超えていく。この泥臭くもクリエイティブな作業を通じて、システムはより軽く、より強固に進化しています。
最後に
今回のリファクタリングとサブスクモデルの構築により、ドンピシャ印刷は単なる「お助けツール」から、あなたの会社の経理・総務を長年にわたって支え続ける「信頼のビジネスインフラ」へと進化します。 大きな変化には少しお時間をいただきますが、1ステップずつ「ドンピシャ」な品質で形にしていきます。 新しくなった無料の「振替伝票作成(フリー版)」や「はがき宛名印刷」も、この美しく生まれ変わりつつあるシステムの上で快調に動いています。ぜひ、その「正確さ」を体験してみてください!